カウンター

五感を通して味わうための空間を演出

京都にある【祇園にしかわ】では、料理と向き合う時間が空間と調和する、雰囲気の良いカウンター席を用意。料理人との距離感や視線が自然になじみ、味覚だけにとどまらない豊かな食体験が提供される。演出に頼らず、動きや光、器の表情や静けさ、そして温もりが交わることで、奥行きのある時間が緩やかに流れる。

料理そのものだけでなく、その場に漂う空気や緩やかなリズムも、食体験の印象を深める大切な要素といえます。会話や動き、視線や動線が自然に交わるカウンター席では、意識せずとも日本料理の本質に触れているような感覚が生まれます。そうした感性と向き合いながら、奥行きを感じられる空間づくりに京都で日々取り組んでいます。そのときどきの流れに合わせた柔軟な対応や細やかな工夫も、心地よい食の時間を支える力になります。
modal_banner